イケメン上司と とろ甘おこもり同居!?
途端に頬が、かっと熱くなる。だってあのとき、起きていたってことは。
私がこっそり部屋に入って、鈴木さんの寝顔を覗いていたことがバレてる…!
「もっと早く、君を助けたかったんだ。だから、ごめんって…」ポップチョコの試作品を作っていて、会社を出るのが遅くなったのだ、と。
鈴木さんは穏やかな声で続けた。
「す、鈴木さんが、謝ることでは……」
とてもこそばゆい。
腕に掛けていたバッグを、きつく握る。
「これ、良かったら飲んで。」
差し出されたカップと、鈴木さんの顔を交互に見つめ、おずおずと受け取る。
「あ、ありがとうございます…」
中身は茶色い液体だった。
ゆっくりと口元に近付けると、カップの中はとろんとしたリズムで波打つ。
香りで、これがなにかすぐに分かった。
「いただきます…」
真向きに立つ鈴木さんが、頷いた。
ふうっと息を吹き掛けてから、恐る恐る口に含む。思ったより、熱くなかった。吸い込まれるように、すとんと喉を流れる。
「お、美味しい…味がする」
大袈裟なんかじゃなく、感動した。
まるで初めて、チョコレートを食べたときのよう。
こんなに美味しい味がするものを、たった今知ったみたい。
嬉しくて、ごくごく飲み干す勢いの私を見ていた鈴木さんが、ぷっと吹き出した。
私がこっそり部屋に入って、鈴木さんの寝顔を覗いていたことがバレてる…!
「もっと早く、君を助けたかったんだ。だから、ごめんって…」ポップチョコの試作品を作っていて、会社を出るのが遅くなったのだ、と。
鈴木さんは穏やかな声で続けた。
「す、鈴木さんが、謝ることでは……」
とてもこそばゆい。
腕に掛けていたバッグを、きつく握る。
「これ、良かったら飲んで。」
差し出されたカップと、鈴木さんの顔を交互に見つめ、おずおずと受け取る。
「あ、ありがとうございます…」
中身は茶色い液体だった。
ゆっくりと口元に近付けると、カップの中はとろんとしたリズムで波打つ。
香りで、これがなにかすぐに分かった。
「いただきます…」
真向きに立つ鈴木さんが、頷いた。
ふうっと息を吹き掛けてから、恐る恐る口に含む。思ったより、熱くなかった。吸い込まれるように、すとんと喉を流れる。
「お、美味しい…味がする」
大袈裟なんかじゃなく、感動した。
まるで初めて、チョコレートを食べたときのよう。
こんなに美味しい味がするものを、たった今知ったみたい。
嬉しくて、ごくごく飲み干す勢いの私を見ていた鈴木さんが、ぷっと吹き出した。