イケメン上司と とろ甘おこもり同居!?
ホットチョコレートと、鈴木さんから放たれる甘い香りに酔いしれる。
「奏」
不意打ちで名前を呼ばれ、胸がとくんと打った。なにかにすがるような眼差しで、相手を見上げる。
「初めて泣いてる君を見たときから、こうして抱き締めたいって思ってたんだ」
力やスピードを加減しながらゆっくりと、ソファーに私を組み敷いた鈴木さんはどこか苦しげな表情で、心ばかり微笑んだ。
溺れた私は苦しくて、苦しくて身をよじる。
がっしりとした上腕が、抱き締めてくれる。
温かくて深くて、甘くて茶色い沼の底。片足はおろか、全身が脱け出せない、脱け出したくない。
鈴木さんの体は、チョコレートで出来ているのですか__?
ブラウンのソファーにすっぽり体を埋めた私は、鈴木さんが寝室から持ってきてくれた毛布に肌を包む。
キッチンに向かう鈴木さんの後ろ姿を、目で追う。
まさかこんなことになるなんて…
思ってもみなかった。
冷蔵庫からペットボトルを持って戻ってきた相手と目が合ったので、私は咄嗟に毛布を口元まで覆い、半分だけ顔を隠した。
「飲む?ただの水だけど」
「あ、いえ…今、何時ですか?」
「5時かな。スマホ取ろうか?」
「お願いします…」
鈴木さんがキョロキョロと、床に落とした私のバッグを探している隙に、上体を起こしてそそくさと衣類を身に付ける。
すると、
「ん?なんか、はみ出てるみたい」
「奏」
不意打ちで名前を呼ばれ、胸がとくんと打った。なにかにすがるような眼差しで、相手を見上げる。
「初めて泣いてる君を見たときから、こうして抱き締めたいって思ってたんだ」
力やスピードを加減しながらゆっくりと、ソファーに私を組み敷いた鈴木さんはどこか苦しげな表情で、心ばかり微笑んだ。
溺れた私は苦しくて、苦しくて身をよじる。
がっしりとした上腕が、抱き締めてくれる。
温かくて深くて、甘くて茶色い沼の底。片足はおろか、全身が脱け出せない、脱け出したくない。
鈴木さんの体は、チョコレートで出来ているのですか__?
ブラウンのソファーにすっぽり体を埋めた私は、鈴木さんが寝室から持ってきてくれた毛布に肌を包む。
キッチンに向かう鈴木さんの後ろ姿を、目で追う。
まさかこんなことになるなんて…
思ってもみなかった。
冷蔵庫からペットボトルを持って戻ってきた相手と目が合ったので、私は咄嗟に毛布を口元まで覆い、半分だけ顔を隠した。
「飲む?ただの水だけど」
「あ、いえ…今、何時ですか?」
「5時かな。スマホ取ろうか?」
「お願いします…」
鈴木さんがキョロキョロと、床に落とした私のバッグを探している隙に、上体を起こしてそそくさと衣類を身に付ける。
すると、
「ん?なんか、はみ出てるみたい」