タカラモノ~彼等に会えたそれは必然~
side魁威
春休みも明けて休みで訛った身体を引きずって着いたここ。
霧ケ丘学園。
「おっはよーー!魁威!
なんで先行っちゃうのさー!ひっどいなぁー!」
「あんた、うるさいわよ!」
「あぁー!今日ってさっそくテストだっけ?!
べ、勉強してない!!どーしよー!」
「うん。時にはあきらめも肝心だよ。」
んで、中学の時から相変わらずうるさいこいつら…。
上から順に
夢野 雨斗(ゆめの うと)
夢野 美都(ゆめの みと)
咲夜 紫織(さくや しおり)
月宮 白夜(つきみや はくや)
なんだかんだで小学校のころから一緒にいる
つまり幼馴染だ。
「朝からうるせぇ。
さっさとクラス表見に行くぞ。」
そして俺、城野 魁威(きの かい)。
こいつらをおいてスタスタと歩きだす。
雨紫「「だーかーらー!おいてかないでよ!」」
雨斗と紫織がハモっている。
が、そんな事は気にしない。
……んだぁ?あれは?
クラス表に近づき不自然な光景に足を止める。
決して待てと言われて足を止めたわけではない。
美「え、何あれ?」
白「何か不自然に道が出来てるね?」
美都と白夜もそれに気づく。
そう、クラス表の前に出来ている人ごみが
クラス表の目の前まで人1人通れそうな間隔で道を開けているのだから
驚くのも仕方ないと思う。
まもなくして
そこからクラス表を確認したであろう一人の女が出てきて
少し歩いて立ち止まる。
その子を見て俺は息をのんだ。
それは俺の後ろにいたこいつらも同じようだ。
春休みも明けて休みで訛った身体を引きずって着いたここ。
霧ケ丘学園。
「おっはよーー!魁威!
なんで先行っちゃうのさー!ひっどいなぁー!」
「あんた、うるさいわよ!」
「あぁー!今日ってさっそくテストだっけ?!
べ、勉強してない!!どーしよー!」
「うん。時にはあきらめも肝心だよ。」
んで、中学の時から相変わらずうるさいこいつら…。
上から順に
夢野 雨斗(ゆめの うと)
夢野 美都(ゆめの みと)
咲夜 紫織(さくや しおり)
月宮 白夜(つきみや はくや)
なんだかんだで小学校のころから一緒にいる
つまり幼馴染だ。
「朝からうるせぇ。
さっさとクラス表見に行くぞ。」
そして俺、城野 魁威(きの かい)。
こいつらをおいてスタスタと歩きだす。
雨紫「「だーかーらー!おいてかないでよ!」」
雨斗と紫織がハモっている。
が、そんな事は気にしない。
……んだぁ?あれは?
クラス表に近づき不自然な光景に足を止める。
決して待てと言われて足を止めたわけではない。
美「え、何あれ?」
白「何か不自然に道が出来てるね?」
美都と白夜もそれに気づく。
そう、クラス表の前に出来ている人ごみが
クラス表の目の前まで人1人通れそうな間隔で道を開けているのだから
驚くのも仕方ないと思う。
まもなくして
そこからクラス表を確認したであろう一人の女が出てきて
少し歩いて立ち止まる。
その子を見て俺は息をのんだ。
それは俺の後ろにいたこいつらも同じようだ。