乙女は白馬に乗った王子を待っている

「これ……、返ってダサくなってないか?」

「え〜〜、そうですか? 前のよりはずっといいと思うんですけど?」

「いやいや、ここのところ、ヘンだろ?」

「でも、このレイアウトの方が絶対見やすいですってば。
 このレイアウトにするのに、すっごく時間かかったんだから、そんなこと言わないで下さいよ。」

「でも、良くないものをいいとは言えないでしょ。」

「………」

身もふたもない酷評にゆり子はむうぅっとした。

「だけど。」

高橋はゆり子の方に顔を向けた。

「自分からやってくれた心意気は買うよ。
 だから、できる時にどんどん修正入れてくれる? 今はホームページの作成にカネかけられないし。」

「え……、はい、もちろん!」

てっきり余計な事をしたなあ、と呆れられるかと思ったので、ゆり子は少し嬉しくなってしまった。


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