雨音の周波数
ファストフード店でジュースを飲みながら、圭吾と二人でのんびりしていた。
「春香」
「なに? 圭吾」
一線を越えてから苗字ではなく名前で呼び合うようになった。最初は圭吾と呼ぶ度にドキドキしていたけれど、今はそれが当たり前に変化した。
「携帯のアドレスお揃いにしない?」
「私と圭吾、同じキャリアの携帯を使っているんだからお揃いはできないよ」
最近、学校内でカップルが携帯のアドレスやストラップをお揃いにするのが流行っている。
私たちはたまたま携帯の会社が同じだった。そして圭吾はストラップを付けないタイプだった。お揃いはちょっとやってみたかったけれど、どれもできそうにないので諦めていた。
「まあ、そうなんだけど、法則を一緒にするんだよ」
「法則?」
「例えば」と言って、圭吾はノートにアルファベットを書き始めた。
「春香のアドレスをharukakeigoにして、俺のアドレスをkeigoharukaにするみたいな感じ」
「それなら同じキャリアの携帯でもできるね」
「だろ?」
圭吾の顔を見て少し笑うと「なんだよ」と圭吾が少し不機嫌に言ってきた。
「圭吾もこういうことやりたいと思ってたんだ、と思って。ほら、男子ってお揃いとか嫌がるイメージもあるし」
「春香」
「なに? 圭吾」
一線を越えてから苗字ではなく名前で呼び合うようになった。最初は圭吾と呼ぶ度にドキドキしていたけれど、今はそれが当たり前に変化した。
「携帯のアドレスお揃いにしない?」
「私と圭吾、同じキャリアの携帯を使っているんだからお揃いはできないよ」
最近、学校内でカップルが携帯のアドレスやストラップをお揃いにするのが流行っている。
私たちはたまたま携帯の会社が同じだった。そして圭吾はストラップを付けないタイプだった。お揃いはちょっとやってみたかったけれど、どれもできそうにないので諦めていた。
「まあ、そうなんだけど、法則を一緒にするんだよ」
「法則?」
「例えば」と言って、圭吾はノートにアルファベットを書き始めた。
「春香のアドレスをharukakeigoにして、俺のアドレスをkeigoharukaにするみたいな感じ」
「それなら同じキャリアの携帯でもできるね」
「だろ?」
圭吾の顔を見て少し笑うと「なんだよ」と圭吾が少し不機嫌に言ってきた。
「圭吾もこういうことやりたいと思ってたんだ、と思って。ほら、男子ってお揃いとか嫌がるイメージもあるし」