兄妹愛‐kayane and kazune‐
「そっ…か………。」
あたしはこれ以上悲しそうな顔を見れなくて、話を切り出した。
「あ、あと、もう1つね…?
あたし、お兄ちゃんがあたしにキスしたの、知ってたよ…?」
またお兄ちゃんを見る。
今度はびっくりして言葉が出ないみたいで、目をぱちぱちさせていた。
「あの時、起きてたの…。
小さい頃のことも思い出した。」
「え…? それって…」
「あたしがお兄ちゃんをカズって呼んでたこととか。あたしが風邪ひいたときのこととか。」
「そー、か。俺としては思い出してくれて嬉しいけど、茅音は違うんだろーな…。」
「お兄ちゃん…」
なんで、
お兄ちゃんはあたしなの…?
他に可愛い子、たくさんいるのに。
ねえ、どうして……?