兄妹愛‐kayane and kazune‐



「本当に待たせてごめん!」



「よっ」と言って立って駿君はあたしのところまで来た。



「あっれー?ちょっと顔、赤くない?」


「べ、べつに!寒くて顔赤いだけ!」



駿君はふーんなんていいながら
ニヤニヤしてるし!


もう!
こういうのばっかり勘がいいんだから!



「き、今日は、どこにいくのっ?」


「うーん?どこでもいいけどさ?どこ行きたい?」


「買い物がいい!」


「女子が好きそうなことだねー。
べつに嫌いじゃないからいいけど。
茅音も一緒だし?」




いちいち、恥ずかしいこと言わないでよ!

また顔が赤くなってきた。


駿君はクスクス笑うし!




「な、なによ。」


「いや、可愛いなあって思って?」





また顔が赤くなったのは

言うまでもないです。








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