love square~四角関係なオトナ達~
なかなか発進させようとしないから、あたしはただ、
「ごめんなさい…」
って言うけど。
いく兄ちゃんはドンッ!とハンドルを強く叩きつけた。
「なんですぐ言わなかった?」
「え?何を?」
「経理の宮崎だろ?」
「あ…。うん…カモしれない…」
「カモじゃねーだろッ!さっきの電話、主任から。昨日、宮崎がシミ抜きに使いたいって塩酸持ってった、って報告あった。すぐ手当しねぇと一生跡残るんだぞッ!!」
「あたしが…グズだからいけないの…」
「は?」
「帆乃香さんが…あたし見てるとイライラするんだって…それで…」
「ケーサツ、行くからな」
「ダメッ!お願い…ヤメテ…」
「何言ってんだよッ。これはな、立派な傷害事件だぞ?もし顔にかかってたら…!」
「ダメッ。ケーサツなんて行ったら…帆乃香さん、子供だっているのに…」
「だから?」
「ママが…ママが事件起こしたなんて…お子さんには何の罪もないでしょ…?」
そこまで言うといく兄ちゃんは大きな溜め息をついて車のエンジンをかけた。
「ごめんなさい…」
って言うけど。
いく兄ちゃんはドンッ!とハンドルを強く叩きつけた。
「なんですぐ言わなかった?」
「え?何を?」
「経理の宮崎だろ?」
「あ…。うん…カモしれない…」
「カモじゃねーだろッ!さっきの電話、主任から。昨日、宮崎がシミ抜きに使いたいって塩酸持ってった、って報告あった。すぐ手当しねぇと一生跡残るんだぞッ!!」
「あたしが…グズだからいけないの…」
「は?」
「帆乃香さんが…あたし見てるとイライラするんだって…それで…」
「ケーサツ、行くからな」
「ダメッ!お願い…ヤメテ…」
「何言ってんだよッ。これはな、立派な傷害事件だぞ?もし顔にかかってたら…!」
「ダメッ。ケーサツなんて行ったら…帆乃香さん、子供だっているのに…」
「だから?」
「ママが…ママが事件起こしたなんて…お子さんには何の罪もないでしょ…?」
そこまで言うといく兄ちゃんは大きな溜め息をついて車のエンジンをかけた。