love square~四角関係なオトナ達~
「…ハァ…ハァ…。だからさー、琉偉はケンカじゃボクに勝てっこないよ。さ、ぴぃちゃん、続き、しよ?」


「ン…ンン…」


「何?最後に琉偉にお別れが言いたいの?どうしようかなぁ。ちゃんとボクに服従するって約束できる?」


───コク、ン


静かにゆっくりと頷くと、月の光の中の春流はあたしの口のガムテープを取った。


「春流。手も自由にしてくれる…?」


「暴れない?」


「うん」


持っているジャックナイフでテーブルの足にくくった紐を解いてくれた。


あたし大きく息を吸って、春流を真っ直ぐ見つめる。


もうすぐ目の前のこの人に殺される、だけどなぜか心は落ち着いていた。
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