love square~四角関係なオトナ達~
「ううん、春流は生きなきゃならない。お父さんとお母さんの分、あたしの命を背負って生きて?大丈夫、あたしが見てるから」


「3人分も背負えるワケ、ないだろ…」


「春流、して?あたしに抱けない赤ちゃんをちょうだい?」


「…なんで…なんでだよッ!これからボクはぴぃちゃんを奪うのに…っ!ちょうだいなんて、言うなよ…」


「春流」


あたしは手を伸ばし、ぶったばかりの春流の頬の涙を拭う。


こんなに温かい涙を流せる春流は。


やっぱり優しさに溢れているんだと思う。


優しさと好きが溢れ過ぎちゃっただけ、一歩踏み外してしまっただけ。


「春流、サヨナラは言わないよ?

ありがとう。

ちゃんと抱き締めてナイフを入れてね?あたし、春流の腕の中で眠るから」


「…きるかよ…。できるかよッ!!ボクは…ボクはぴぃちゃんなしに生きてなんて…いられないんだよ…っ」


「春流…」
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