love square~四角関係なオトナ達~
「ボクさ…」


「話はもっと良くなってから聞くから、ねっ?今はまだ眠ってて」


「ん…。ぴぃちゃん…」


「なぁに?」


「ずっといてくれてたんだ、ね…」


「うん」


「ありが…と…」


また目をつぶって規則正しい呼吸を繰り返す春流に安心したあたしは、そっと部屋を出て、ロビーへ足を向けた。
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