love square~四角関係なオトナ達~
「てゆーかさ~。ぴぃちゃん、その声キツイよ~」


「オレも。ムラムラして仕方ねぇ」


「だって、しょうがないじゃない。畑、キツイんだもん」


「無理するからです。この所毎日ですよ、腰のマッサージ」


「じゃ、琉偉以外にしてもらってもいいの?」


「ダメです」


リハビリがてらテーブルの上で粘土をこねこねしてる春流は、心底残念かつ呆れ顔で琉偉を見る。


「なんかさ、琉偉の敬語がエロエグイよね~。ベッドの上でもそうなの?」


「「教えない」」


て、ゆーか…あたし達…。


「「あ」」


琉偉と顔を見合わせてみるものの、改めての自覚にお互い顔を反らす。


「もしかして琉偉とぴぃちゃん…まだシテないの…?」


「はッ!?琉偉、テメェ、ヒマリを欲求不満にさせる気かっ!?もう我慢ならん。来い、ヒマリ」


いく兄ちゃんはリビングの床に伏せているあたしを立たせ、ドアノブに手をかける。
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