love square~四角関係なオトナ達~
「おい、怜玖。姫葵さんをどこへ?」


「決まってんだろ。オレのベッドの上だ」


「わっ!ボクも混ぜて♪ぴぃちゃんのナカでリハビリさせてよ~!」


「ちょ…ちょっと!みんなして真っ昼間から何考えてるのっ!?」


「姫葵さん」
「ヒマリ」
「ぴぃちゃん♪」


「「「さぁ、誰を選ぶ?」」」


…この人達…つくづくだわ…。


「あのねっ!あたし…と、琉偉は…まだ、その…プラトニックで十分お腹いっぱいで…!」


「「「誰?」」」


「…ルイ」


あたしの言葉にメガネの奥を勝ち誇らせた琉偉は、すぐさまお姫さま抱っこ。


「ちょっ…琉偉!?」


「では、いただきましょうか」


「ヤッ…!みんなの前で宣言してからトカ、恥ずかしいんだケドッ!!」


「チェッ。かっさらうチャンスだったのに」


「あーぁ…。辱めて敬語の言葉責めとか、マジヒク~」


もがいても琉偉の温かい腕の中のお姫さま抱っこ…卒倒です。


外に出た琉偉は真っ直ぐ宿舎へ足を向ける。
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