love square~四角関係なオトナ達~
「流偉、忙しいんだろ?ぴぃちゃんはボクに任せて、ホラ、行った行った」


手をヒラヒラと振って追いやられた工藤は、眉間にシワを寄せて舌打ちした。


「くれぐれも。さっきのような道徳に反した不貞行為のないようにな。わかったな?」


「大丈夫、大丈夫!仲良くやるって♪ぴぃちゃん、行こっ」


あたしの背中を押す春流をいつまでも動かずに見ている工藤が遠くなっていくのがちょっと心細い。


でも、真っ昼間の畑の仕事、いくら春流でも暴走はできないだろう、なんて。


あたしは言い聞かせるように気持ちを拭って春流に畑の仕事を乞うことにした。
< 39 / 240 >

この作品をシェア

pagetop