love square~四角関係なオトナ達~
「ぴぃちゃん、ご飯行こっ♪」


また春流が作ってくれたサンドイッチで桜の木の下のピクニック。


「そっか。午後休憩取って、夕方、怜玖と残業だね?」


「うん、ゴメンネ。しばらくはそのペースでしか動けないと思うの」


「いいよ。あんだけ頑張ってくれたら、文句のつけようもないしねっ!明日は筋肉痛確定だよ、多分」


「湿布と栄養ドリンク飲んで乗り切るもん」


「へぇー…。ぴぃちゃんて意外とというか社長の子らしいというか。逞しいトコ、あるんだね?」


「あたし、そんなに使えなさそうに見えた?」


「うん。蜂を見れば“コワ~イ!”とか、土を触れば“汚~い!”とか言う部類だと思ってた」


「あたしね、思うんだ。仕事ができるから寝るのが心地いいし、春流の作ってくれるサンドイッチも美味しく食べられるんだなぁ、って」


「嬉しいコト、言ってくれるな~♪一目惚れした甲斐があるなっ!」


「…え?」


「ボクさ、去年の春、社長に“娘の婚約者候補になってくれ”って言われて、いいっスよ~、なんて軽いノリで返事したんだ。恩返しができるかも、とか思って」


「恩返し…?」
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