love square~四角関係なオトナ達~
「き、記憶にないもんっ」


「当然です。眠ってましたから」


「じゃあ、カウントになんないっ」


「私の記憶にはしっかりと残っているので、カウント済です」


「そんなのズルじゃない」


「どうやら2人のライバルも手強そうなので、勝つためには多少のズルもぬけがけも必要かと」


「勝つ…ため?あたしを勝ち負けの商品だと思ってるの!?」


「だったら?」


「あたしを会社を継ぐために利用する“道具”としてしか見てなかったのねっ!ほっぺやおでこにくれたのも、キス…も…。ウソだらけじゃないッ!!」


「嘘とは言ってません」


「気持ちがないならただのウソよッ!もういいっ、工藤なんて大ッ嫌い!!」


───パシンッ!!


あたしは間近にある工藤の左頬に一撃くらわせるとそのまま家を飛び出した。
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