love square~四角関係なオトナ達~
「ったく、しょうがねぇ女だな。マイナスから教えるのかよ」


「じゃあ、いいですっ。他の人に教えてもらいますからっ」


「許さん。ジャム作りはオレ以外から教わるな。じゃ、まず4等分して種取って、皮を剥け」


怜玖さんは簡単に言うけど、やるとなると大騒ぎ。


「わっ!!」


4等分と言われてもリンゴが飛ぶわ。


「キャッ!」


種を取れと言われても手が滑るし。


「───ッ…!」


皮むき…ついに流血です…。


左手の親指に浅く切り傷がつき、血が滲んだ。


怜玖さんは呆れた表情で溜め息をつきながらあたしの手を取り、水道の蛇口で血を洗い流す。


きれいなタオルを指に当てると、


「待ってろ」


と言い、すぐに絆創膏を巻いてくれた。


「しっかり見てろよ」


痛むか?大丈夫か?もないまま、怜玖さんはあっという間にたやすくリンゴの皮を剥き、一口大に切って。


それを鍋に投入、目分量で砂糖を入れて煮詰めながら、シナモンとレーズンを入れた。




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