俺様彼氏はShy Boy?
「相変わらず、だね」
女の子に囲まれてる海斗を見て、小さな溜息をつく未来。
あたしも同じように視線を向けながら、苺みるくを口の中に入れる。
「…うん、そうだね。まあ仕方ないよ」
「比奈は強いな……」
気にしないように見せてるだけで、全然強くなんてない。
そうは言っても、すぐには切り替えられることではないんだけれど。
気にしないとか言って、本当はずっと聞き耳を立てている。
海斗の周りにいる女の子は、あたしとは全然違って。
みんな可愛くて、どちらかと言うと派手で。
メイクなんてバッチリで。
それに比べてあたしなんて、ほとんどノーメイクで。
可愛くもなくて、どちらかと言うと地味で。
…でも海斗は。
そんなあたしを選んでくれたんだよね?。
「…でも意外だった」
未来が頬杖をついたまま、ポツリと呟いた。
「ん?」
「須藤くん、ちゃんと比奈のこと好きなんだなって」
「な、なに言ってるの!?」
未来の突然の言葉に過剰反応するあたしを見てクスクス笑ってから。
未来の視線は海斗の方へとをゆっくり移動して。
「あれがなかったらね…」
そんな言葉を呟く。