俺様彼氏はShy Boy?
毎日のように女の子に囲まれているけど。
そこにいる海斗は、あたしと一緒にいるときの海斗とは全然違うってこと。
未来も、なんとなくは気がついていたみたい。
クールでカッコイイと言われる海斗。
無口でめったに笑わなくて、そんなところが素敵なんだってみんなが声をそろえて言う。
はぁ…と溜息を吐く未来の視線が気になって、あたしもこっそり振り返って海斗を盗み見しようとする。
チラッと見てみれば、机に両足を上げて偉そうにふんぞり返ってて。
今日は3人の女の子が楽しそうに話す中、まったく楽しそうではない海斗が目に入った。
相変わらずの仏頂面。
そんな海斗を見てクスッと笑った瞬間。
バチッと視線が合う。
慌てて緩んだ口元を元に戻して。
視線を彷徨わせて、何もなかったかのように振舞うあたしに。
海斗はクイッと口角を上げた。
その意地悪な笑みに、ドキンと胸が高鳴ったこと。
きっと海斗に気づかれた。
「そんなふうに笑うな、バカ」
あたしの声なんて届いてはいないけど。
未来にはしっかりと聞こえてて。
クスクス肩を揺らす未来に気づいて、頬が熱くなっていくのを感じて慌てて両手で顔を隠した。