俺様彼氏はShy Boy?


「ミッチャンたちが嫌じゃなかったらだけど…どうする?」


あたし以外の三人は、戸惑いながら顔を見合わせていて。

あたしはそんな三人をみて思わずプッと吹き出してしまった。


「みんな一緒なら大丈夫だよ。だって、あたしたち友だちでしょ?」


海斗だって、ちゃんとわかってるくれる。


そんな根拠のない自信があったあたしは、未来の背中を押して『ほら』と急かす。

困った顔をしていた未来だったけれど、あたしの笑顔を見るなり強張った顔を笑顔に変えて。

拓也くんたちにもその笑顔を向けた。


「じゃあ、先行ってて。売店行ってくるから」


ニカッと満面の笑みを向けたのはミッチャンで、


「うん、先行ってるね~」


そう言ってヒラヒラと手を振って中庭に向かっていった。


そんなあたしたちを、たまたま通りかかった海斗が面白くなさそうに見つめてて。

その隣には美佳の姿。


「楽しそうだね…」


海斗の腕に自分の腕を絡める美佳を無視して、海斗は教室へと戻っていく。


「待ってよ!!」


慌てて追いかける美佳は、チラリとあたしたちの後姿を見てニヤリと笑っていた。



それを見ていたのはあたしじゃなくて、

ミッチャンだった。


「充? どうかしたか?」

「あぁ、なんでもない」


不審に思いながらも、ミッチャンたちはそのまま購買へと向かって歩き出した。


< 143 / 479 >

この作品をシェア

pagetop