俺様彼氏はShy Boy?
「ミッチャンたちが嫌じゃなかったらだけど…どうする?」
あたし以外の三人は、戸惑いながら顔を見合わせていて。
あたしはそんな三人をみて思わずプッと吹き出してしまった。
「みんな一緒なら大丈夫だよ。だって、あたしたち友だちでしょ?」
海斗だって、ちゃんとわかってるくれる。
そんな根拠のない自信があったあたしは、未来の背中を押して『ほら』と急かす。
困った顔をしていた未来だったけれど、あたしの笑顔を見るなり強張った顔を笑顔に変えて。
拓也くんたちにもその笑顔を向けた。
「じゃあ、先行ってて。売店行ってくるから」
ニカッと満面の笑みを向けたのはミッチャンで、
「うん、先行ってるね~」
そう言ってヒラヒラと手を振って中庭に向かっていった。
そんなあたしたちを、たまたま通りかかった海斗が面白くなさそうに見つめてて。
その隣には美佳の姿。
「楽しそうだね…」
海斗の腕に自分の腕を絡める美佳を無視して、海斗は教室へと戻っていく。
「待ってよ!!」
慌てて追いかける美佳は、チラリとあたしたちの後姿を見てニヤリと笑っていた。
それを見ていたのはあたしじゃなくて、
ミッチャンだった。
「充? どうかしたか?」
「あぁ、なんでもない」
不審に思いながらも、ミッチャンたちはそのまま購買へと向かって歩き出した。