俺様彼氏はShy Boy?


先に中庭に着いたあたしたちは、お弁当を開くのにちょうどいい場所はないかとあたりを見渡していた。

この学校の中庭は広くて、ところどころにベンチが置かれている。

キレイに整えられている花壇は色とりどりの花が咲いていた。

大きな桜の木は青々と茂っていて、木陰になるその場所は一番人気だ。


「今日はけっこういっぱいいるね」


今日のような風もなくポカポカ陽気に日は、中庭で昼休みを過ごす人も多く。

ここから見える範囲のベンチはすべて埋め尽くされていた。


「どこかないかな…」


そう言いながら、芝生が敷いてある場所で木陰になってるようなところを探し歩いて。

どうにか見つけた木陰に二人で座り込んだ。


そんなあたしたちのところへミッチャンたちが歩いてくるのは見えた。


未来は拓也くんに向かって大きく手を振って『ここだよ~』と叫ぶ。

それに応えるように、拓也くんの爽やかすぎる笑顔を向けた。


「なに買ってきたの?」


未来はそう言って拓也くんの隣に並んで、にこやかな笑顔を向けていた。

嬉しそうな未来。

そんな未来はやっぱり可愛い。


「お似合いなのに……」

「だな」


あたしの独り言をしっかりとキャッチしたミッチャンが、ニカッと歯を見せて笑う。



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