俺様彼氏はShy Boy?


「なら、一緒にいればいいんじゃね?」


あたしの心の声が、海斗の届いたのか。


「比奈はもう、俺から離れることなんて出来ないだろ?」


さっきからずっと勝ち誇った顔。

その顔に、キュンと高鳴ってしまうなんて知られたくないのに。


「まあ、俺は離すつもりなんてないけどな」


その言葉にまた、キュンと胸が締め付けられた。



好き……

誰にも渡したくない。



このまま、ずっと海斗の隣にいられたらいいのに……。



結局あたしたちはそのまま授業をサボった。


二人でサボったからと言って、甘い何かがあったのかと聞かれたら。

あれ以上何もなかったんだけれど。


でも、海斗の隣にいられるだけでよかった。

ときどきくだらない話をしたり。

海斗の隣で、気持ちよさそうに眠る海斗の寝顔を見ていられだけで。

幸せだなぁ。と緩んでしまう顔。


その顔を海斗になんて見られたときには、何を言われるか…


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