俺様彼氏はShy Boy?
周りは授業中だから、静かすぎるくらいなのに。
その静寂が逆に、あたしと海斗だけの世界を作ってくれてるようで。
そっと海斗の髪を撫で、キレイすぎる寝顔にそっとキスを落とした。
「…なに、寝込み襲う気?」
キスをした後にゆっくりと身体を元に戻すあたしに、突然聞こえた言葉。
ビックリして瞳を見開いて固まるあたしを。
いつの間にか起きていた海斗が怪訝な瞳で見上げてくる。
「お、起きてたの…!?」
「ずっと起きてたけど? 比奈がエロい顔してるから観察してようかと」
「えっ!?」
「俺の寝顔に欲情した?」
海斗の言葉に、真っ赤になる顔を隠すのに必死だった。
そうだよ?
海斗が言うように、海斗の寝顔に欲情して。
我慢が出来なかった。
さっきみたいに。
甘くて激しいキスを思い出して。
だけどそれだけじゃ足りないんだってば。
海斗の言葉が図星だったせいで、
恥ずかしさのあまりに海斗の顔を見ることが出来なかった。