俺様彼氏はShy Boy?
帰り道。
いろんなことが頭の中をめぐる。
グルグルと嫌な想像ばかりが膨らんでいくから。
何度も頭を振って真っ黒な気持ちを追い払おうとした。
だけど、そんなことで追い出せるわけないじゃん。
そんな簡単なことなんかじゃない。
頭の中に張り付いて、どうやったって追い出すことは出来ない。
でも、もしかしたら“たまたま”あの場所にいただけなのかもしれないとか。
そう思う自分もいた。
“たまたま”?
たまたま、あんな場所に何の用があったのだろう。
美佳の家に送っていくのに、そこが近道だったとか。
その通りを抜けたところにある人気のパスタ屋に向う途中だったとか。
もしそうだとしても。
あたし以外の女が、海斗の腕に絡み付いて歩いてるところを見るのはツライ。
あの日もそうだった。
遊園地で見た海斗と元カノも同じように腕に手を絡ませて、仲良さそうだった二人の姿を思い出して、さらに胸がズキンと痛む。
海斗は、あの子とも…そういう関係なのかもしれない…って。
美佳やあの元カノの他にも、教室のあの取り巻きの中にも海斗とそういう関係の人がいて…なんて。
悪い方へ悪い方へと考えてしまう自分が、嫌で仕方なかった。