俺様彼氏はShy Boy?


その後、ご飯を食べる気にならなくて。

広げたお弁当を片付けて、不安な気持ちを落ち着かせるために窓から見える青空を眺めていた。

風に流される雲をただ見つめていた。

未来も何も言わないで、あたしと同じように空を眺めてた。


本当は、いつかはこういう日が来ると思ってた。


あたしたちの関係はどこか曖昧で。

海斗と一緒にいるときは不安なんてなかったのに。

海斗と離れた瞬間に理由もなく不安になってた。


いつも強気で、いつも平気なフリをしてたのは。

海斗にウザイと思われたくなくて。

海斗に『いらない』って言われないようにしてたのかもしれない。


海斗に愛されてないって思ったことはなかったけれど。

海斗があたしだけを見てくれてる自信はなかったんだ。



もうダメなのかも。


そう思ったのも、これが初めてではない。

だけど、いつもそこから逃げていた。

大丈夫、って上辺だけの言葉を自分に言い聞かせてきた。


「そろそろ教室に戻ろっか」


そう言うあたしに、未来はコクンと頷いて。

視聴覚室から出て行こうと立ち上がる。


「トイレに寄っていい?」

「うん、良いよ」


教室に戻りながらトイレに寄っていくと。

昼休み終わり間近のトイレは女子生徒であふれかえっていた。


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