俺様彼氏はShy Boy?
抱きしめられてることはもちろん。
もしかしたら、あたしの心の中のふしだらな部分を海斗に気づかれてしまったかもしれない。
緊張と恐怖と、羞恥。
さらにバクバクと暴れだす心臓を、どうにか治めようと試みても。
海斗の存在が大きすぎて、無理。
抱きしまられたまま、あたしの髪に指を通して撫でる。
何度も、何度も。
その手つきは、優しくて。
『ねぇ、キスしていい?』
わざと耳元で囁くその仕種が、色気そのもの。
吐息まじりの甘い声。
『キスしたい』
あたしの答えなんて聞くことなく、顎を掴まれたかと思うと次の瞬間には柔らかな唇があたしの唇に重なっていた。
チュッ、チュッと何度も啄ばむようなキス。
硬直したままのあたしは、されるがままで。
もう頭の中は真っ白だった。
柔らかな感触。
海斗の匂いと、その温もり包まれて。
あたしの中は海斗の存在でいっぱいになっていく。