俺様彼氏はShy Boy?


久しぶりに学校へ行った日から。

お昼休みになると教室から出て行くようになった。

それはもう当たり前のようになって。

教室でお弁当を広げることはなくなっていた。


昼休みになると、当たり前のように海斗の周りに女の子達が群がってきて。

その姿を見るのが嫌だったから教室から逃げて出したのが始まりだったような気がする。


海斗は何も変わらない。

いつもと同じだ。


あたしが倒れた日以来。

海斗は休まずに学校に来ていたらしい。

教えてくれたのは未来ではなくて、他の友だちだった。


『須藤くんとケンカでもした?』


そう聞かれるたびに、あたしは曖昧に頷くだけだった。


別れたのかと言われたら、自分でもよくわからない。

別れたいのかと聞かれたら、それもよくわからない。


教室にいる海斗は相変わらずだった。

隣には美佳がピッタリとくっついていたし、周りには美佳の仲間が囲っていた。


たまに聞こえる『もう、海斗ったら~』と甘ったるい声に、吐き気がしたけれど。

海斗はそんな美佳に対して素っ気ないままだった。


そんな海斗を気にしないようにしてるのに。

背中に感じる視線に変な緊張が走る。


振り返らなくたってわかる。

海斗があたしを睨んでいるんだって。


海斗からの着信もメールも、全部無視のあたしにイライライしてるんだってわかる。


< 234 / 479 >

この作品をシェア

pagetop