俺様彼氏はShy Boy?


高藤玲志先生。

この学校の保健の先生は二人いて。

毎週水曜日と金曜日が高藤先生の日。

あの日、熱を出したあたしを家まで送ってくれたのが高藤先生だ。


先生にお礼を言いたかったのもあった。

わざわざ車で送ってくれてことに、ちゃんとありがとうと伝えたかったから。

先生がいる日を狙って保健室まで会いに行った。




この学校では若い部類に入る先生。

背が高くてスラッとしてて、切れ長の瞳に黒縁のメガネ。

かっちりと決めすぎない髪に、モノトーンのシンプルな服装に白衣。

落ち着いていて、クールで、ちょっと偉そうで。

所謂、イケメン。

その容姿、雰囲気に生徒たちは男女関係なく憧れている人が多かった。


ただ『ガキなんか相手にするか』と鼻で笑うような冷たさを持つ先生。

先生目当てで仮病を使う子も中にはいて。

そんな生徒には一喝して『戻れ』と冷たい言葉を浴びせるような人で。

それが逆に先生の人気に火をつけたのだけれど、なかなか保健室には近寄れないと言うのが現状だった。


だから、あたしも追い返される覚悟で先生に会いに行った。


< 237 / 479 >

この作品をシェア

pagetop