俺様彼氏はShy Boy?
高藤玲志先生。
この学校の保健の先生は二人いて。
毎週水曜日と金曜日が高藤先生の日。
あの日、熱を出したあたしを家まで送ってくれたのが高藤先生だ。
先生にお礼を言いたかったのもあった。
わざわざ車で送ってくれてことに、ちゃんとありがとうと伝えたかったから。
先生がいる日を狙って保健室まで会いに行った。
この学校では若い部類に入る先生。
背が高くてスラッとしてて、切れ長の瞳に黒縁のメガネ。
かっちりと決めすぎない髪に、モノトーンのシンプルな服装に白衣。
落ち着いていて、クールで、ちょっと偉そうで。
所謂、イケメン。
その容姿、雰囲気に生徒たちは男女関係なく憧れている人が多かった。
ただ『ガキなんか相手にするか』と鼻で笑うような冷たさを持つ先生。
先生目当てで仮病を使う子も中にはいて。
そんな生徒には一喝して『戻れ』と冷たい言葉を浴びせるような人で。
それが逆に先生の人気に火をつけたのだけれど、なかなか保健室には近寄れないと言うのが現状だった。
だから、あたしも追い返される覚悟で先生に会いに行った。