俺様彼氏はShy Boy?


「いいの。先生にはいつもお世話になってるから」

「俺は、お世話してるつもりはないいんだけど」

「でも、あたしブラックコーヒー飲めないし」


無理やり先生に押し付けると、仕方ないとばかりに眉を下げてコーヒーを受け取った。


嫌々だったとしても、受け取ってくれたことが嬉しい。

チラリと先生を見遣れば、思いのほか優しい顔をしていて。

あたしも俯いて口許を緩めた。


壁に寄りかかって、手にしたコーヒーをあげてゴクリと飲み込む。

その喉元がなんだか変に色っぽくて、思わず視線を逸らしてしまったくらい。


「先生って何歳だっけ?」


先生のこと、保健の先生ってくらいしか知らない。

20代だろうなとは思ってたけど、そんなことはあまり気にしたことがなかった。

でも、同じ年の男子とは違う大人の色気みたいなのを感じることはよくある。


男慣れしてないあたしには、それがけっこう刺激が強くて。

海斗とも、ミッチャンとも違うその大人の魅力に、ドキドキしないほうが無理なんだ。


「28」


フッと笑みをこぼし、あたしを見下ろした。


< 305 / 479 >

この作品をシェア

pagetop