俺様彼氏はShy Boy?


未来の言葉を聞いた後、ゆっくりと教室の中を見渡した。

海斗の席には今は誰もいなくて、そのすぐ近くの美佳の席にも誰もいない。


いつも海斗を取り巻く女の子達は、そこから少し離れたところで何やらコソコソと話しているのが見えた。

そして、あたしのほうを見てすぐに気まずそうに視線を逸らしていることに気がついて。



「何あれ…」


感じ悪い。っと、未来のほうへと向き直ると。

未来は、困ったように苦笑していた。


この意味深な表情の意味を聞きたいような、でも聞いたらいけないような気がして。

言葉を詰まらせた。


こんなときばかり、へんな直感みたいなのが働いてしまう。

落ち着きのない未来とか。

周りのクラスメイトの視線とかで。


海斗がキレたその理由に、あたしが関係してるんじゃないかって。



しばらく沈黙が続いて。

すごく悩んだ。


聞きたい。

でも、怖い。


そう思うのは自然なことなんだと思う。


< 309 / 479 >

この作品をシェア

pagetop