俺様彼氏はShy Boy?


「…海斗がキレた理由って?」


でも、結局聞かずにはいられない。

その理由にあたしがかかわっているなら、なおさらだ。


静か過ぎる教室では話せないとでも言うように、未来と一緒に教室出ることにした。


周りの視線が気になったけれど、なんでもないように平静を装って。

教室を出たあたしたちは、廊下を歩きながら話の続きをする。


教室とは違って。

一歩教室を出れば、そこはさっきまでと同じ活気のある声が聞こえてくる。

その騒がしいほどの活気に、なんだかホッとして肩の力が抜けた。

大きく息を吸って、呼吸を整える。

教室の中が居心地が悪すぎて、うまく呼吸すら出来ていなかったらしく。

その重たい雰囲気の中から解放されたことで、一気に身体の力が抜けた脱力したのだ。


「海斗、どこか行ったの?」


歩きながら、チラッと未来を盗み見して。

教室にはいなかった海斗のことを未来に尋ねた。


「あたしも良くわからなかったんだけどね。
美佳が何か言ったみたいで、それに対して須藤くんが怒鳴って…」

「…うん」

「美佳はその後すぐに教室を飛び出して行ったの」


たぶん泣いてた。と付け足す。


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