俺様彼氏はShy Boy?


海斗と初めて抱き合ったあの日。

海斗に告白されて付き合いだしたあの日。


よく考えれば、付き合う前にヤッてしまってるわけで。

あの時、海斗の言葉を信じてその手を取ったけれど。

今は、なんとなく勢いだったんじゃないかと不安になるときがある。


あたしの気持ちと、海斗の気持ちには、差があるんじゃないかって思って落ち込むこともある。



時計を見ると、図書室に来てからまだ20分ほどしかたってなかった。


授業が終わるまであと30分。

校庭からは体育の授業の声が聞こえるけれど。

校内はシーンと静まり返っていて、廊下には誰もいないことがわかる。


図書室に入ったときにサイレントにしてあったケータイを取り出すと。

着信2件とメールが3件。


そのうちの一つは未来からで。

さっきサボるとメールした返事で、『了解』と一言のあとに付け加えられた文章に思わず苦笑いしてしまう。


『彼氏、どうにかしなさいよ』


クマのプンプンと怒ったスタンプつき。

未来が眉間にシワを寄せながら打った文字だと想像出来てしまう。

きっと、教室に戻った海斗の不機嫌さに。

呆れながら打たれたものだろう。


< 32 / 479 >

この作品をシェア

pagetop