俺様彼氏はShy Boy?
海斗と初めて抱き合ったあの日。
海斗に告白されて付き合いだしたあの日。
よく考えれば、付き合う前にヤッてしまってるわけで。
あの時、海斗の言葉を信じてその手を取ったけれど。
今は、なんとなく勢いだったんじゃないかと不安になるときがある。
あたしの気持ちと、海斗の気持ちには、差があるんじゃないかって思って落ち込むこともある。
時計を見ると、図書室に来てからまだ20分ほどしかたってなかった。
授業が終わるまであと30分。
校庭からは体育の授業の声が聞こえるけれど。
校内はシーンと静まり返っていて、廊下には誰もいないことがわかる。
図書室に入ったときにサイレントにしてあったケータイを取り出すと。
着信2件とメールが3件。
そのうちの一つは未来からで。
さっきサボるとメールした返事で、『了解』と一言のあとに付け加えられた文章に思わず苦笑いしてしまう。
『彼氏、どうにかしなさいよ』
クマのプンプンと怒ったスタンプつき。
未来が眉間にシワを寄せながら打った文字だと想像出来てしまう。
きっと、教室に戻った海斗の不機嫌さに。
呆れながら打たれたものだろう。