俺様彼氏はShy Boy?


懸命に平静を装っていた未来だけど。

拓也くんに話しかけられれば、自然と頬が緩んでしまうわけで。

結局、未来は弟くんにからかわれて。

真っ赤な顔して誰にも見られないように弟に蹴りを入れていた。


年子の二人は、姉弟と言うより友だちみたいで。

それも仲良しに見えてしまうくらい。


弟だと知らない拓也くんが切ない表情で未来を見つめていたのを、ミッチャンは気づいていたみたいで。

フッと鼻で笑ったあとに。


「あれ、弟だって」


そう耳打ちしたのを見て、あたしもクスリと笑みを漏らした。


「ああ、楽しかった!!」


飛び跳ねるように歩くあたしを、三人して笑って見てた。


「未来ちゃんも楽しかった?」

穏やかに笑う拓也くんの言葉に。


「うん、楽しかった」


そう答える未来の声が聞こえて、なんだか口許が緩んでしまう。


早く二人…くっついちゃえばいいのに…

そう思うのも、何度目だろう。


あたしのせいなのに。

あたしがウジウジしてるせいで、未来は行動に移すのを躊躇してるかもしれないのに。

勝手なことばかり思ってる。


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