俺様彼氏はShy Boy?
あたしの左手には、オレンジジュース。
先生が見てないときにこっそりしのび込ませておいたジュース。
フフフッと笑うあたしを見て、さらに呆れ顔。
あたしから受け取った缶コーヒーを開けて、ゴクリの喉に流す姿にちょっとだけドキドキする。
先生のタバコを吸う姿、コーヒーを飲む姿を見るのが好きなんだ。
先生のこと、必要以上に大人の魅力を感じる瞬間だった。
「そういえば…」
「なんですか?」
「おまえ、かっこよかったぞ」
かっこ、よかった?
何のことだかわからなくて。
先生を見つめたまま立ち止まってしまう。
パチパチと瞬きを繰り返し、うーんっと小首を傾げた。
「俺様で偉そうな男は嫌いなんだっけ?」
ニヤリと笑う先生の言葉に、かぁぁっと顔面に熱が集まってくるのがわかった。
「き、きいてたんですか!?」
「ちょうど見回りで通り過ぎようとしたら、聞き覚えのある声が聞こえてな…」
面白そうだから見物してた。そう言ってわざと厭味ったらしい笑みを作る。
そして、アタフタするあたしを見てバカにしたように鼻で笑った。