俺様彼氏はShy Boy?
校内で話をすることはあっても、こうやって放課後一緒に遊ぶなんて初めてだった。
ミッチャンの彼女に悪いと思ってなんとなく避けてきたけど。
目の前の喜び全開の未来を見てたら、今さら断ることも出来なくて。
「比奈ーっ! 早く」
すでに入り口前に立つ未来が、あたしに向かって手を振っている。
はしゃぎすぎて大きく振った手は、店内から出てきたほかのお客さんに当たってしまって。
慌てて謝る未来に、あたしとミッチャンは顔を合わせて笑った。
あたしたちが店内に入った頃には、もう二人で受付で機種やら時間を相談していた。
時折振り返り、あれでいい? これでいい? なんてあたしたちに確認を取って。
嬉しそうな未来はもちろん、その未来を優しい瞳で見つめてる拓也くんにちょっとだけドキドキした。
お似合いの二人。
その微笑ましい光景に、あたしまで口許が緩んでしまうのがわかった。
「比奈のその顔、やっぱいいな。癒される」
「ふふ、何それ?」
「比奈の笑顔は癒し系、だろ?」
だろ? って疑問系のミッチャンの言葉に。
どう答えていいのかわからなくて曖昧に笑ったあたしを。
さらに包み込むようにミッチャンも笑った。