俺様彼氏はShy Boy?
「そんな俺の気も知らないで、比奈はいつもエロい顔してたし」
「なっ…!?」
「あんな色っぽい声聞かされて、欲情しない男見てみたいよ」
「何言って…」
そんなことあるわけ、ないじゃない。と怒るあたしを見て、クスクス笑っていた海斗も。
すぐにその笑みを消したかと思えば。
「だから、それ見て…もっと後悔した」
スーッと伸びてきた、海斗の長い指。
それは、あたしの鎖骨の辺りに止まって、二つある赤い痣の一つに触れる。
さっきより紫がかってるその痣は、今はもうキスマークには見えなくなってる。
「玲志だって例外じゃなかった。だから、ちゃんと釘を刺しておいたのに。
あの女たらしのことだから、比奈に手を出したって…気が気じゃなかったよ」
「先生は、あたしのことなんてただのガキだとしか思ってなかったよ」
「本当に、そうだったらいいんだけどな」
そんな海斗の意味深な言葉。
でもそれ以上は曖昧に笑うだけで何も言わなかった。