俺様彼氏はShy Boy?


「ホントに、ホントにいいの? 遊びに行くんだよ?」

「うん?」

「ってことは、充くんも一緒なんだよ!?」

「あ、あぁ…ね」


あぁ、そうか。

遊ぶって、そういうことか。


「…やっぱり、ダメだよね?」


困ったように笑う未来に、あたしも無理やり笑顔を作った。


きっと、思っている以上に険しい顔をしていたのだろう。

いくら海斗が自由人だからって。

ミッチャンは元カレ。


昨日、送ってもらっただけで少しの罪悪感を感じてしまったのに。

これが、遊びに行くとなると……


チラリと教室の後方に視線を向けると。

真っ直ぐにあたしを睨む海斗と目が合った。

きっと、今の会話の一部が聞こえたんだろう。


悪い、と思う反面。

相変わらずの海斗の周りの女の子を見て、別にいいんじゃないかと思う自分もいる。


「ゴメン、比奈」

「いいよ。一緒に遊びに行こう!」

「えっ…?」

「だから。昨日のメンバーで遊ぼうって言ってるの!」


どこ行こうか~? なんてケータイで検索し始めるあたしに。

未来ったら泣きそうになってるんだもん。

その可愛さに、クスリ笑みが零れてしまう。


「詳しく決まったら教えてね?」

「うん」


さっきまでの不安な顔は、今は花が咲いたように明るく愛らしい笑みに変わる。


「比奈、ありがと」


少しテレたその笑顔が、やっぱり可愛かった。


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