俺様彼氏はShy Boy?


海斗の家について。

いつもと同じようにベッドを背もたれにして隣りあわせで座る。


相変わらず綺麗に整理されたDVD。

今日はどれ観る? なんて、眺めてはいるけれど。

今日はそんな気分じゃない。


海斗の匂いがする。

海斗がすぐそばにいる。


この部屋には二人きりで、誰の邪魔もなく海斗を独り占めできる。

それだけで、心が満たされてしまう。


お家デートなんて聞こえはいいけど。

部屋に来ても、いつもこんな感じ。

あたしは海斗の隣にくっついてて。

海斗はペラペラと雑誌をめくってる。


ために見つめ合って。

たまに触れてくれる。

たまに甘えて。


他愛もない話をする。


そして、


たまにキスをする。


「海斗…」


どうして、こんなに好きになっちゃったんだろう。


女好きなのに。

あたしより他の子と遊ぶほうが多いのに。


意地悪だし。

偉そうだし。

俺様だし。


だけど、好き。


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