俺様彼氏はShy Boy?


その話はここまでで、それぞれが自分の好きなことを始める。

海斗は雑誌が読み終わると、お気に入りのDVD鑑賞。

この間の続きのアクションもの。

あたしと一緒に観たものは、続きもあたしがいるときに観るのは海斗の優しさ。


真剣な眼差しでテレビを観てる海斗の横顔をチラチラと盗み見ながら。

あたしの身体は海斗に寄り掛かってる。


「いつ?」


表情は変わらない。

視線もそのまま。


「えっ?」

「遊ぶの、いつ?」


でも、あたしのことに興味を持ってくれたことが嬉しい。


「まだわかんない。
でも、たぶん……来週の土曜になると思う」


未来のバイトの関係で。

今月の土日で休めるのは来週の土曜だけなんだって。

来月でも良いって未来は言ってたけれど。

先延ばしにして曖昧になってしまうんじゃないかって不安もあるはず。


土曜日。

そう言われたとき、正直迷った。

5月20日。

その日は、海斗の誕生日なのだ。


未来は知らない。

知ってたらわざわざその日を選んだりしない。

知ってたら、未来は笑って諦めてくれる。

また今度にしようって、そう言って笑うだろう。


だから、言わない。

親友の恋を応援しようって決めたのだから。

今はまだ拓也くんたちの返事待ちだけど。


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