俺様彼氏はShy Boy?


「比奈ー! 未来ちゃん!」


約束の時間に現れたミッチャンと拓也くんの姿を確認したとたんに、未来の緊張度が増したのがわかった。


「ほら、スマイル」

「う、うん」

「せっかくの遊園地だもん、楽しまなきゃでしょ!?」


ミッチャンが大きく手を振りながらあたしたちに近づいてきた。

その後ろを優しい笑顔でついてくる拓也くん。

今日も爽やかだ。


「ゴメン、遅くなっちゃった」

「ううん、時間どおりだよ?」
 

ほら。と駅前の大きな時計台を指差した。

午前7時30分。

待ち合わせ場所の定番とされる時計台の前だけれど。

まだ少し時間が早いせいか人もまちまち、朝のひんやりとした空気が漂う。


「私服だと、なんかいつもと感じが違うね」


拓也くんが未来と話しているのを近くて聞きながら。

作戦成功? なんて小さくガッツポーズをする。


そういう拓也くんはいつもと変わらず爽やかだね。

白いTシャツにデニムのパンツ、薄いブルーグレーのシャツを羽織ってるシンプルスタイル。

二人は並ぶと、なんだかペアルックに見えるのは…あたしだけ?


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