俺様彼氏はShy Boy?
「開園って9時からだっけ?」
駅の中に入って切符を買い、電車の時間の確認をするのはミッチャン。
こう見えて仕切り屋さん。
まだちょっとぎこちないあたしたちを、ミッチャンがまとめていく。
「そうだよ、ここから40分くらいだからオープン前には着くと思うけど」
同じ目的地であろう家族連れやカップルが、同じホームに集まってくる。
仲良さそうに話すカップルが気になってチラチラと盗み見して。
さっきからあたしは、楽しみのあまりソワソワと落ち着きがない。
そんなあたしを、未来はこっそりと叱った。
「あたしたちもカップルに見えたりするのかな……」
そういう未来だって、どこか羨ましそうで。
クスリ、笑ってしまったあたしのわき腹に肘鉄を入れる。
「カップル、ね」
本当のところ、ここにいるのがミッチャンではなくて海斗だったら……なんて。
ひどいことを考えてる。
…海斗、まだ寝てるかな。
やっぱり夕方少しでも会えないかな…なんて、全然関係ないことを考えてる。