俺様彼氏はShy Boy?


「何か飲み物買って来ようか?」


それに比べて…優しいな、ミッチャンは。


「じゃあ、あたしも一緒に行くよ。一人じゃ四人ぶんは持ってこられないでしょ?」


そうすることでさりげなく未来たちを二人きりに出来るし。

なんて、一人で作戦も決行。


「じゃあ、あたしはウーロン茶で。拓也くんは何がいい?」

「俺はコーラ」

「未来がウーロン茶で、拓也くんがコーラね。了解!」


列を抜け出して、二人で飲み物を売ってる場所を目指す。

列に残してきた未来たちが少し気になって振り返ると。

楽しそうに話をする二人が見えた。

そして、あたしに気がついて手を振ってくれる。


「……全然、大丈夫じゃん」


あたしたちが一緒に来ることもなかったんじゃないかと思う。


「わざとだろ?」


あたしの隣に並ぶミッチャンは、あたしの独り言に答える。


「わざと二人きりにした」

「えっ…?」


どうしてわかったの? と目を見開いてミッチャンの顔を凝視する。

そんなにわざとらしかった?

もしかして、拓也くんにもバレバレ?


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