俺様彼氏はShy Boy?


「未来ちゃんが拓也のこと気に入ってることは前から気がついてたんだ。
拓也もまんざらじゃない感じ。この間のカラオケのあと急に意識しだしたって感じかな?」


ミッチャンには未来のことを話したことはなかった。

でも、彼にはお見通しだったみたい。


「まあ、比奈の場合は顔に出やすいからな」


ククッて声を殺して肩を震わすミッチャンはちょっと意地悪で。

ムスッとするあたしの顔をチラチラと見ては笑いを堪えてる。


「…なんか、ミッチャンが意地悪だ」

「そう? これでも比奈を弄るのだいぶ我慢してるんだけどなぁ」


あたし、そんなに弄られキャラじゃないけど。

なんだか納得がいかなくて、やっぱりムスッとしてしまう。


そんな顔を見て、我慢しきれず吹き出すのはミッチャンで。

釣られてあたしも笑い出した。

お互い顔を合わせて笑い合えば、その場の雰囲気がいっきに和む。


それがミッチャンの力なんだ。


「…懐かしいな」


ミッチャンの隣を歩くもの。

この遊園地に来るのも。


「そうだな」


ミッチャンも覚えててくれてるの?


ここが、あたしたちの初めてのデートの場所で。

あたしのファーストキスの場所。


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