俺様彼氏はShy Boy?


お腹を押さえて笑い出すミッチャンと。

恥ずかしさで顔を真っ赤にするあたし。

近くを通る人たちにジロジロ見られてることに、余計に羞恥を煽られる。


両手で熱くなった頬を押さえて、視線は足元を見るように下がって。

俯いてどんどん小さくなっていくあたしの頭をポンッと撫でられる


「まあ、気にすんな」


まだ笑ってる。


いやいや……

無理だよ。

恥ずかしくて…

……もう、泣きたい。


クスン、と涙目のあたしを。

ミッチャンは優しい顔して見つめる。

もう独り言なんて言わない、と心に誓った。


「さてと…」


やっと落ち着いたかと思えば。

なんでもなかったようにパンフレットを覗き込む。

ホントは目が合って恥ずかしさと気まずさにドキドキしてたなんて、悟られないように必死だった。


だって、そんなに優しい顔するから。

そんなふうに見つめるから。


「よーし! 絶叫系から攻めていこう!」


レッツゴー! と気を取り直して元気に飛び跳ねるあたしに。

ミッチャンも『よし、行くぞ!』と同じテンションで賛同してくれる。


すぐ近くには大きな音を立ててバイキングが風を切っている。

キャーッという絶叫の声にワクワクしてるのは、あたしだけじゃなくて。

ミッチャンの目も子供のようにキラキラと輝きだす。


「まずはあれから?」

「いいねぇ!」


うん、と頷き合うと。

一緒にその場から走り出した。


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