俺様彼氏はShy Boy?
「よーし、まずはどこ行く?」
パンフレットを広げると、覗き込むように近づいてくるミッチャン。
伏せた目元は前よりも大人びてるような気がして。
慌てて視線をパンフレットに戻す。
前好きだった人。
ほんの少し、意識してしまうのは仕方ないことだよね?
誰に聞くわけでもなく自問自答。
邪念を振り払うように軽く首を振れば。
『何?』とミッチャンの視線があたしに向く。
「な、なんでもない」
ミッチャンは友だち。
今日は遊園地を楽しむ。
うん、そうだよ。
ぶつぶつ呟くあたし。
それを見てギョッと目を見開いたあとクククッと肩を震わし笑い出すミッチャンが視界に映った。
「変わらないなぁ…」
「ん?」
「比奈って、たまにぶつぶつ何か言ってる」
「…えっ?」
ぶつぶつ…?
「気づいてない?」
ボンッと音を立てたように、一瞬であたしの顔に熱が集まってくる。
ぶんぶんと首を上下に振ると。
またもククク…ッと肩が震えてる。