俺様彼氏はShy Boy?


「きゃっ…」


楽しくてはしゃぎすぎたあたしは前をよく見ていなくて、前から歩いてきた人の肩にぶつかって身体がよろけた拍子にミッチャンに抱きとめられる。

あまりに突然で、一瞬何が起きたのかよくわからなかった。

でも、すぐそこにミッチャン顔。

至近距離で見つめ合って慌てて身体を離せば、その拍子に反対側に倒れそうになってしまう。


「危ないって!」


ガシッと掴まれた腕。

転ばなかったあたしを見てホッとしたように胸を撫で下ろす。


「あ、ありがとう。ヘヘ…ゴメンね」


自分の失態に笑って誤魔化しながら体勢を整えるあたしを見て。

ミッチャンの表情が一瞬だけ険しくなったような気がした。


「まったく。比奈はもう少し落ち着いたほうがいいぞ」


でもすぐにいつもの優しいミッチャンの笑顔。


小首を傾げるも、いつも通りのミッチャンに見間違いだったのかも…とあまり深くは考えなかった。



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