俺様彼氏はShy Boy?
お昼が近くなって、待ち合わせのレストランに向った。
約束の時間より早かったけれど、混んでくる前に席だけでも確保しておこうとレストランの前まで行くと。
それは未来たちも同じだった見たいで、レストランの入り口近くで鉢合わせして笑った。
「フフ、考えてること同じ」
そう微笑む未来と並んで中に入り、小声でどうだったかを聞く。
フフッと意味深に笑うだけで何も答えてくれない未来だけど。
その表情だけで、拓也くんと仲良くなれたのだとわかってしまうくらい。
今の未来の笑顔は最強だった。
「……比奈のおかげ」
ボソッと囁かれた言葉。
違うよ、と首を左右に振って未来を見る。
「未来が頑張ってるから、だよ」
気が利いて優しくて、もともと人懐っこい未来だから。
そんな未来に拓也くんも惹かれて言ってるだけの話。
あたしなんて、結局はただ楽しんでるだけだもん。
チラッと後方に目をやれば、なにやらミッチャンたちもコソコソ話してる模様。
きっと拓也くんの報告を聞いてるのだろうと思うとムフフと口許が緩む。
まだそんなに混んでいなかったレストランはすんなりと席に案内されて。
あたしと未来はバスタプレート。
ミッチャンと拓也くんはハンバーグプレートを注文した。