俺様彼氏はShy Boy?
「ゴメン……」
ミッチャンの切ない声。
そんなミッチャンを直視することなんて出来ない。
傷ついたであろうミッチャンの気持ちを、知ってる。
手を振り払われたときの気持ちを…痛いほどわかるから。
それでもやっぱり。
ミッチャンと手を繋いだらダメだってことくらい、馬鹿なあたしだって理解してる。
「ミッチャン、あたしね……」
顔を上げて、、真っ直ぐに彼を見た。
「ミッチャンとは手を繋げない」
ミッチャンから視線を逸らすことなくしっかりと見つめて。
今思ってることをはっきりと伝える。
「あたしまで海斗と同じことはしたくないの」
「うん」
「あたしには、海斗だけだから」
「うん。
比奈ならそう言うと思ってた、だけど…――」
さっきまでの優しさも切なさも消え、真剣な眼差し。
だけど、その瞳はあたしからゆっくりと後方へと向けられていった。
ミッチャンの眉間にシワがよるのがわかった。
見たこともないその表情に、嫌な予感しかしない。