誠の誓い
「副長 お願いがあります!」


土方の部屋で、頭を下げる


監察方 山崎 烝



「なんだ?」


「縁を監察方に頂けませんか?」


「うぅ~ん、まぁしっかりしてきたし
あの体格だ…潜むにしても
化けるにしても、適任だろうが…」


「なんです?」


「他の奴らが、離さねぇだろう」




幹部全員が、縁を気に入って使う



監察方になれば、姿を消し

日常で関わりがなくなる



「縁は、もっと強くなります
色々と経験させてやるべきです!」










幹部会議で、全員の反対を押し切り


土方が縁を監察方に入れると言った



「縁の為だ」







そう言われると、頷くしかなかった






「永倉さん お世話になりました」


「馬鹿!お別れみたいに言うな!」


「あはっ そうですね」







監察方の部屋に移る為


永倉の部屋を出た







(監察方でよかったかも…)






正体がバレる心配が、少し減った


気持ちが軽くなった

















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