誠の誓い
素直な気持ち
「もういいのかしら?」


「あはっ 楽になりました」


「藤堂君には、困りましたね
あれほど、同行するように言ったのに」


「ふふっ 俺の世話に疲れたみたいで…
ぐっすり寝てますよ」


「昼間ずっと寝てたから、目がさえたんでしょう?」


「はい」



恒例となりつつある

縁と伊東の密会



取り立てて、コソコソしているでもないが

まだ、誰にも見られていない



伊東にとっても、縁にとっても



この密会が、素直になれる時間だった






< 77 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop